※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。本記事は情報提供を目的としており、特定の保険・金融商品・口座開設を推奨または否定するものではありません。投資・保険には元本割れ等のリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。情報は2026年6月時点のものです。
【この記事の結論】
- mochiは2015年からソニー生命の変額保険を3本運用し、解約までにしっかり増えた。やったこと自体に後悔はない
- ただ「もし同じ資金をオルカンで運用していたら」を概算検証すると、3本合計で約75万円ぶん上回る結果に。差の正体は保険関係費(保障コスト+事業費)
- そこから得た結論は「保険は保障、投資は投資。混ぜずに分ける」。保障が要るなら掛け捨てで安く、投資は低コストで——これが遠回りして分かったこと
投資・お金の勉強をどこから始めるか迷っている方はこちら →投資初心者ロードマップ|マネー塾でまず読むべき記事
「変額保険って、入ってて大丈夫なのかな」「投資と何が違うんだろう」——そう感じている方は少なくないと思います。実はマネー塾を運営しているmochi自身、投資を本格的に始める前に、ソニー生命の変額保険に入っていました。この記事では、その変額保険を実際に解約したmochiが、「もし同じお金をオルカン(全世界株式)で運用していたら、どうなっていたか」を実額ベースで概算検証します。
変額保険を一方的に「損だ」と否定する記事ではありません。実際にmochiの変額保険はしっかり増えましたし、後悔もしていません。それでも見えてきた「保険と投資の付き合い方」を、数字とあわせて正直にお伝えします。
mochi
実はmochi、投資を始める前にソニー生命の変額保険に入ってたんだ。その経験から見えてきたことを、数字も込みで正直に話すね。
この記事を読めば、変額保険の仕組みと、「保険で運用する」のと「投資で運用する」のがどう違うのかが、実体験ベースでわかります。
mochiが入っていた変額保険(ソニー生命・2015年〜)
mochiが変額保険と出会ったのは、結婚を機に「将来のお金と本気で向き合おう」と考えたときでした。2015年9月から、ソニー生命の変額保険を通じて、特別勘定(世界株式中心の運用枠)でお金を育て始めました。これが、mochiが投資信託や世界株式の世界を知るきっかけになります。
運用していたのは、次の3本です(金額は概算)。
- ①一括タイプ:2015年9月に約103万円を一括 → 2023年11月に解約し、約234万円に
- ②積立タイプ:2016年6月から月1万円を積立(元金約89万円)→ 2024年1月に解約し、約133万円に
- ③積立タイプ:2017年10月から月1万円を積立(元金約76万円)→ 2024年1月に解約し、約103万円に
元金の合計は約268万円、解約金の合計は約470万円。トータルで約202万円も増えました。とくに①は約8年で2.27倍(年率にして約10.6%)と、世界株式インデックス並みのリターンです。解約返戻金をこまめに確認していた感覚でも、「手数料でごっそり持っていかれている」という印象はありませんでした。ソニー生命の変額保険は、変額保険の中では運用にかかるコストが比較的良心的な部類とされることが多く、mochiのケースでも、いわゆる“ぼったくり”ではなかったと感じています。
そもそも変額保険とは?「保険」と「投資」の中間
変額保険は、ひとことで言うと「死亡保障」と「投資による運用」がセットになった保険です。支払った保険料の一部が死亡保障などのコストに充てられ、残りが特別勘定(株式や債券で運用する枠)で運用されます。運用がうまくいけば解約返戻金や満期金が増え、逆に振るわなければ減ることもあります。
ポイントは、純粋な投資信託と違って「保険関係費」がかかることです。これは死亡保障のためのコストや、保険会社の事業費にあたる部分で、運用にまわるお金がそのぶん目減りします。つまり、同じ「世界株式で運用」でも、変額保険と低コストのインデックスファンド(オルカンなど)では、手元に残るリターンに差が出やすいのです。では、その差は実際どれくらいなのか——mochiの実例で見てみましょう。
【実額検証】もしオルカンで運用していたら?
mochiの変額保険3本と、まったく同じ金額・同じタイミングでオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)相当に投資していたら、いくらになっていたか。概算で計算してみました。
| 運用 | 元金 | 変額保険(実績) | オルカン概算 | 差(概算) |
|---|---|---|---|---|
| ①一括 (2015/9〜2023/11) | 103万円 | 234万円 | 約257万円 | +約23万円 |
| ②積立 (2016/6〜2024/1) | 89万円 | 133万円 | 約162万円 | +約29万円 |
| ③積立 (2017/10〜2024/1) | 76万円 | 103万円 | 約126万円 | +約23万円 |
| 合計 | 268万円 | 470万円 | 約545万円 | +約75万円 |
結果は、3本ともオルカン相当のほうが上回り、合計で約75万円の差になりました。
※この試算の前提(重要):オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は2018年10月設定のため、それ以前の期間はオルカンが連動するMSCI ACWI(円換算・配当込み)の推定値で補完し、月ごとの基準価額は年末値から補間した概算・参考値です。信託報酬・税金・為替手数料・保険関係費はいずれも考慮していません。実際には数十万円の幅が生じ得ます。あくまで「ざっくりの傾向」としてご覧ください。
mochi
変額保険でもちゃんと増えた。だから後悔はしてない。ただ「もしオルカンだったら」を計算してみたら、考えさせられる結果だったよ。
この差「約75万円」をどう読むか
大事なのは、この約75万円を「変額保険は損だった」と単純に受け取らないことです。理由は2つあります。
ひとつは、変額保険には「死亡保障」がついていたこと。差額の一部は、保障を持っていたことへの対価です。運用期間中にもしものことがあれば、保険金が支払われる安心がありました。純粋な投資信託にはない機能なので、まるごと「ムダなコスト」とは言えません。
もうひとつは、変額保険がmochiにとって投資の入り口になったこと。変額保険を通じて世界株式の値動きや長期運用を体験したからこそ、その後オルカンなどの低コストインデックス投資にたどり着けました。遠回りでしたが、知識ゼロの状態から一歩を踏み出せたという意味で、価値はあったと思っています。
それでも約75万円という差が示すのは、「保障」と「運用」をひとつの商品にまとめると、低コストで運用する場合に比べてコストがかさみやすい、という事実です。
補足:税金の扱いも違う
ここまでの試算は税金を考えていませんが、変額保険と投資信託では、利益にかかる税金の仕組みも違います。ここは結果を左右するポイントなので、簡単に整理しておきます。
変額保険の解約返戻金は、原則として「一時所得」になります。利益(解約返戻金−払込保険料)から特別控除50万円を差し引き、さらにその2分の1を、給与など他の所得と合算して課税する仕組みです(総合課税)。利益がそれほど大きくなければ、税負担は比較的軽めになります。
一方、オルカンなどの投資信託は、特定口座で運用すると売却益に約20.315%の税金がかかります。ただし新NISAの枠内なら、この税金が非課税になります。つまり、NISAを活用すればオルカンは税金面でも有利になり、「投資は投資で、NISAを使って低コスト・非課税で運用する」という考え方をさらに後押しします。
※実際の税額は、契約内容や加入時期、その年の他の所得・控除によって変わります(一時払いで短期間に解約した場合などは扱いが異なることもあります)。正確な判定は国税庁の情報を確認するか、税理士など専門家にご相談ください。
mochiがたどり着いた結論:保険は保険、投資は投資
この経験からmochiがたどり着いたのは、とてもシンプルな考え方です。
- 保障が必要なら:掛け捨ての保険でコストを抑えて備える(必要な保障だけにしぼる)
- お金を増やしたいなら:新NISAなどを使って、低コストのインデックスファンドで投資する
- この2つを混ぜない:保障と運用を1つの商品にまとめると、運用コストが見えにくく、割高になりやすい
「保険で運用もできてお得」に見える商品ほど、中身のコストは確認が必要です。保障は保障、運用は運用と切り分けたほうが、それぞれを安く・効率的にできる——これがmochiの遠回りから得た学びです。同じ考え方は、暗号資産で失敗から学んだコア・サテライト戦略にも通じています。
これから保険と投資を考える人へ
すでに変額保険に入っている方は、あわてて解約する必要はありません。mochiのように、運用がうまくいっているケースもあります。大切なのは、自分の保険の「保障内容」と「運用コスト」を一度確認してみることです。そのうえで、保障が手厚すぎないか、運用部分のコストが高すぎないかを見直すと、自分に合った形が見えてきます。
これから資産形成を始める方なら、まずは新NISAで低コストのインデックス投資から、というのがシンプルで分かりやすい順番です。毎月いくらをどれくらいの期間積み立てると将来いくらになるかは、複利シミュレーターで試算してみるとイメージがつかめます。
よくある質問
Q. 変額保険は入ってはいけない商品ですか?
一概に「ダメ」とは言えません。死亡保障を持ちながら運用もしたい人や、強制的に続ける仕組みがあると貯められる人には合う場合もあります。mochiのケースでも、結果的にはしっかり増えました。ただ、運用効率だけを重視するなら、保障と投資を分けたほうがコストを抑えやすい、というのは知っておきたいポイントです。
Q. 今入っている変額保険は解約すべきですか?
個別の状況によるため、一律には言えません。解約には解約控除(早期解約時のペナルティ)がかかる場合もあります。まずは保障内容と運用状況、解約返戻金の推移を、契約書面や保険会社の窓口で確認しましょう。第三者の意見が欲しいときは、特定の保険・金融商品の販売を目的としない、中立的な相談先を選ぶのがポイントです。無料の保険相談のなかには、特定の保険商品の販売につながる場合もあるため、相談相手がどんな立場の人か(何で収益を得ているか)を確認しておくと安心です。
Q. 保障はいらないので、運用だけしたい場合は?
その場合は、保険ではなく新NISAなどでインデックスファンドに投資するのがシンプルです。低コストで、いつでも売却でき、保険関係費もかかりません。保障が必要になったら、そのとき必要なぶんだけ掛け捨ての保険で備える、という分け方が効率的です。
まとめ:遠回りも、学びになる
- mochiは2015年からソニー生命の変額保険を3本運用し、元金約268万円が約470万円に。しっかり増えた
- 同じ資金をオルカン相当で運用した概算では約545万円。差は約75万円(保険関係費の影響+保障の対価)
- 変額保険は投資の入り口になり、後悔はない。ただ「保険は保障、投資は投資」と分けるほうが効率的だと実感した
- これから始めるなら、低コストの新NISA投資+必要なら掛け捨て保険、という分け方がシンプル
変額保険での遠回りがあったからこそ、mochiは今「保険は保障、投資は投資」とシンプルに考えられています。失敗や遠回りも、振り返れば立派な学びです。この記事が、あなたの保険とお金を見直すきっかけになればうれしいです。
mochi
保険で遠回りした経験があるからこそ、今は「保険は保障、投資は投資」ってシンプルに考えられてる。一緒にコツコツいこうね。
この記事を書いた人
mochi|大学時代にお金・投資に興味を持ち、ポイ活やFXで挫折。結婚を機に「本気で将来のお金と向き合おう」と一念発起し、変額保険を通じて投資信託と出会う。その後ネット証券で低コストのインデックスファンドと出会い、旧NISAを活用した本格的な長期投資をスタート。現在は新NISAも活用しながら、コツコツ資産形成中。「若い頃の自分に教えてあげたかった」という思いから、初心者にもわかりやすいお金・投資の情報を発信中。
※本記事は情報提供を目的としており、投資・保険を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。



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