長期投資はなぜ強い?短期トレードに挫折したmochiが続けられている理由

長期投資はなぜ強い?短期トレードに挫折したmochiが続けられている理由 投資入門

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【この記事の結論】

  • 長期投資とは10年以上保有し続けること。時間を味方につけ、複利効果を活かせる
  • 短期トレードより手間・コスト・精神的負担が少なく、相場を読み続ける必要がない
  • ただしすぐに結果は出ない。向き不向きはあり、自分の目的・性格に合うかで選ぶのが大切

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「投資は怖い」という人の多くは、短期の価格変動だけを見て判断しています。しかし時間軸を「長期」に変えるだけで、投資の振れ幅は大きく和らぎます。過去のデータでは、S&P500への投資を20年以上続けた場合、損失が出た期間はほぼゼロでした(※過去の実績であり将来を保証するものではありません)。

とはいえ「長期って何年?」「短期トレードの方が早く儲かるんじゃないの?」という方も多いのではないでしょうか。実はmochi自身、大学時代に短期トレードで手痛い失敗をした経験があります。その話から始めさせてください。

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長期投資は、相場を読む難しさから解放されるのが大きいんだ。mochiも短期トレードで失敗して、ここにたどり着いたよ

この記事を読めば、長期投資が強いとされる理由と、短期トレードとの本質的な違いが5分でわかります。

mochiが短期トレードで挫折した話

長期投資の話をする前に、mochiが短期トレードで失敗した話をさせてください。大学時代の2003年から2004年ごろ、mochiはFX(外国為替証拠金取引)に手を出していました。ちょうどこの時期は、1ドル120円前後から100円近くまで1年半かけて約20円も円高が進む荒い相場で、政府・日銀が過去最大規模となる35兆円もの為替介入を行っていたほどでした。値動きは速く、大きく、初心者が扱うには刺激が強すぎる相場だったと思います。

あるとき、mochiは運よく利益が伸びる方向にポジションを持てていました。そのまま持ち続ければ、それなりの利益になったはずです。ところが値動きがあまりに速くて怖くなり、わずかな利益が出たところであっさり利確してしまいました。その後も相場は同じ方向に伸び続け、「あのまま持っていれば」と何度も悔やみました。逆に、損失が出たポジションは「もう少し待てば戻るはず」となかなか損切りできず、ずるずると損失が膨らんでいきました。

利益はすぐに確定したくなるのに、損失は確定を先延ばしにしてしまう。これは行動経済学で「プロスペクト理論」と呼ばれる、人間が誰しも持っている心理的なクセです。mochiはこの失敗を通じて、「売買のタイミングで勝ち続けるのは、自分にはとても難しい」と痛感しました。この経験が、のちにmochiが短期トレードから長期投資へと考えを変える、大きなきっかけになったのです。

長期投資と短期投資の違い

長期投資短期トレード
保有期間数年〜数十年数日〜数ヶ月
目的資産の長期的な成長短期の値幅で利益を得る
必要な知識・時間少ない(ほったらかしOK)多い(毎日チェックが必要)
コスト低い(売買頻度が少ない)高い(売買のたびに手数料)
精神的負担小さい大きい
初心者向け△(知識と時間が必要)

長期投資が強いとされる3つの理由

「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、長期投資の強さを最も雄弁に語るのが200年以上のデータです。1802年に1ドルを各資産に投資した場合、2021年時点でどうなったか見てみましょう。

1802年に$1を各資産に投資すると2021年にいくらになるか(インフレ調整済み実質リターン)

株式(年率+6.9%) 長期国債(年率+3.6%) 短期国債(年率+2.6%) 金(年率+0.6%) 現金(米ドル)(年率-1.4%)
1802年に1ドルを各資産に投資した場合の2021年時点の実質リターン:株式→約100万ドル、長期国債→約1,600ドル、短期国債→約300ドル、金→約4.6ドル、現金(米ドル)→約0.05ドル。

※ジェレミー・シーゲル「株式投資(第6版)」のデータをもとに作成。インフレ調整済み実質トータルリターン(配当再投資含む)。縦軸は対数スケール。過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。

株式投資の基本的な仕組みは株式投資とは?仕組みと初心者が知っておくべきことで解説しています。

株式は約100万ドルに成長した一方、ドルの現金はわずか0.05ドルに目減りしています。リーマンショックやコロナショックなど幾度もの危機を経ながら、株式は長期で右肩上がりを続けてきました。長期では株式が他のあらゆる資産を上回ってきたことが、200年のデータからうかがえます。この事実を頭に入れた上で、なぜ長期投資が強いとされるのかを3つの理由で見ていきましょう。

① 時間が味方になる(複利効果)

長期投資の最大の武器は複利効果です。利益を再投資し続けることで、元本だけでなく利益にも利益がつき、資産が雪だるま式に増えていきます。

月3万円を年利5%で積み立てた場合、20年後の資産は約1,233万円(元本720万円)、30年後は約2,495万円(元本1,080万円)という試算になります(※あくまで一定利回りを仮定した計算で、実際の運用成果を保証するものではありません)。時間が長いほど複利の効果は大きくなります。

② 一時的な暴落を乗り越えられる

投資の歴史を振り返ると、リーマンショック(2008年)、コロナショック(2020年)など何度も大きな暴落がありました。しかしいずれも長期で見れば株価は回復・更新してきました。短期トレードでは暴落のたびに損切りを迫られますが、長期投資なら「いずれ回復する」と考えて保有し続けるという選択ができます。

mochi自身、2015年ごろから世界株への投資を続けるなかで、2018年末の急落やコロナショック(2020年)など、何度か大きな下げを経験してきました。資産が一時的に2割、3割と減っていくのを見るのは、正直なところ不安でした。それでも、FXのときの反省から「ここで慌てて売るのがいちばんダメだ」と分かっていたので、売らずに保有を続けました。結果として、相場はそのたびに回復していきました。こうして保有し続けやすいことが、長期投資の大きな強みだと実感しています。

③ 手間・コストがほぼかからない

長期積立投資は一度設定すれば自動で積み立てが続くため、毎日相場をチェックする必要がありません。売買回数が少ないため取引コストも最小限で済みます。本業や育児で忙しい人でも無理なく続けられます。

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mochi

「ほったらかし投資」とも呼ばれるくらい、長期積立は手間がかからないんだよね

「長期」とは何年を指すのか?

一般的に長期投資とは10年以上の保有を指します。過去のデータでは、全世界株式インデックスへの投資を10年以上続けた場合、損失が出る確率は大幅に下がり、20年以上になるとほぼゼロに近づいたとされています(※過去の実績であり将来を保証するものではありません)。

老後資金(65歳時点)を目標にするなら、30代で始めれば30年以上の長期投資が可能です。早く始めれば始めるほど、複利効果の恩恵を受けやすくなります。

長期投資で失敗しないための3つの鉄則

  1. 生活費を投資に回さない生活防衛資金(月の生活費の3〜6ヶ月分)を確保してから投資を始める。生活費まで投資すると暴落時に売らざるを得なくなる
  2. 暴落時に慌てて売らない:相場が下がっても積立を続けること。下落時は安く買えるタイミングでもある。「含み損はまだ損失が確定したわけではない」と心得る
  3. 低コストのインデックスファンドを選ぶ:信託報酬が高いと長期では大きな差になる。年0.1%前後の低コストなファンドを選ぼう

長期投資にも注意点はある

ここまで長期投資の強みを見てきましたが、もちろん万能ではありません。長期投資は利益が出るまでに時間がかかり、すぐに大きな成果を求める人には向きません。また、数十年単位で運用するぶん、もし途中で大きく失敗すると、取り返すための時間が残されていないこともあります。短期トレードのように、相場を読む面白さや短期間で利益を狙う醍醐味を求める人にとっては、長期投資は物足りなく感じるかもしれません。

どちらが優れているということではなく、自分の目的・リスク許容度・性格に合うかどうかで選ぶのが大切です。mochiの場合は、短期トレードで「タイミングを当て続けるのは自分には難しい」と痛感したからこそ、長期投資が合っていた、というだけのことです。

よくある質問

Q. 今から始めても遅くないですか?

始めるのに遅すぎることはありません。40代・50代から始めても10〜20年の長期投資は十分可能です。ただし開始が遅いほど積立期間が短くなるため、早く始めるに越したことはありません。「今日が一番早い日」と考えてみてください。

Q. 長期投資中に資金が必要になったらどうすればいいですか?

必要な分だけ売却して残りは運用を続けるのが基本です。そのためにも生活防衛資金(月の生活費の3〜6ヶ月分)を別口座で確保しておくことが大切です。緊急時はまず生活防衛資金を使い、投資は極力解約しないようにしましょう。

Q. 長期投資に向いている商品はどれですか?

全世界株式インデックスファンド(例:eMAXIS Slim 全世界株式)や米国株式インデックスファンド(例:eMAXIS Slim 米国株式S&P500)がよく選ばれています。低コストで広く分散されており、長期保有に向いています。新NISAのつみたて投資枠で積み立てると運用益が非課税になります。

まとめ

  • 長期投資とは10年以上保有し続けること。時間を味方につけ複利効果を活かせる
  • 短期トレードより手間・コスト・精神的負担が少なく、相場を読み続ける必要がない
  • 暴落は一時的なことが多く、歴史的に見て長期保有すれば株価は回復してきた
  • 失敗しないコツは①生活費を投資しない②暴落時に慌てて売らない③低コストファンドを選ぶ
  • ただしすぐに結果は出ない。向き不向きはあるので、自分の目的・性格に合うかで選ぶ

長期投資に必要なのは、特別な知識でも大きな資金でもありません。低コストのインデックスファンドを新NISAで積み立て、あとはほったらかす。シンプルに続けられることが、長期投資の大きな強みです。短期トレードで挫折したmochiでも続けられているのですから、相場を読むのが苦手な人ほど、長期投資は向いているのかもしれません。

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mochi

mochiも長期投資を始めてから、相場の上下に一喜一憂しなくなったよ。「どうせ長期で考えるんだ」と思えると、暴落もこわくなくなるんだよね

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この記事を書いた人

mochi

mochi|大学時代にお金・投資に興味を持ち、ポイ活やFXで挫折。結婚を機に「本気で将来のお金と向き合おう」と一念発起し、変額保険を通じて投資信託と出会う。その後ネット証券で低コストのインデックスファンドと出会い、旧NISAを活用した本格的な長期投資をスタート。現在は新NISAも活用しながら、コツコツ資産形成中。「若い頃の自分に教えてあげたかった」という思いから、初心者にもわかりやすいお金・投資の情報を発信中。

※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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