オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)とは?|構成銀柄・実績・暴落耐性を徹底解説

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)とは?|構成銘柄・実績・暴落耐性を徹底解説 投資信託・ETF

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・口座開設を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。情報は2026年4月時点のものです。

【この記事の結論】

  • オルカンは世界47か国・2,480銘柄(2026年3月31日時点)に1本で投資できる究極の分散投資ファンド
  • 信託報酬は年0.05775%と業界最低水準。純資産総額は約10.7兆円と圧倒的な規模
  • 過去の全暴落(ITバブル崩壊・リーマン・コロナ等)を乗り越え、長期上昇トレンドを継続

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「オルカンを買っているけど、実際に何に投資しているのかよくわからない」「暴落したとき本当に大丈夫なのか不安」という方は多いのではないでしょうか。オルカンを「なんとなく良さそうだから」ではなく、構造から深く理解することで、相場が荒れたときでも動じない長期投資の握力が生まれます。分散投資の本質を理解する上でも、オルカンの仕組みを知ることはとても有効です。

この記事はオルカンを買った方・買おうとしている方が「もっとオルカンのことを好きになる・信頼できるようになる」ための深掘り解説記事です。

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mochiはオルカンを旧NISAから積み立てて含み益が430万円を超えてるよ。相場が荒れてもオルカンの構造を知っているから売りたいと思ったことは一度もないよ

この記事を読めばオルカンの構成・実績・暴落耐性が5分で深く理解できます。

オルカンとは?基本をおさらい

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」は三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)に連動することを目指して運用されています。

項目内容
正式名称eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
連動指数MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
構成国数先進国23か国+新興国24か国=47か国
構成銘柄数2,480銘柄(2026年3月31日時点)
信託報酬年0.05775%(税込)
純資産総額約10.7兆円(2026年4月時点)
為替ヘッジなし(円安で有利・円高で不利)

オルカンの国別構成比率

「全世界」と聞くと50か国均等に分散しているイメージがありますが、実際は時価総額加重型のため、経済規模の大きい国ほど比率が高くなります。

米国 61.7% 日本 5.1% 英国 3.4% カナダ 3.1% 台湾 2.6% フランス 2.2% スイス 2.1% ドイツ 2.0% 韓国 1.8% その他 16.4%
米国61.7%・日本5.1%・英国3.4%・カナダ3.1%・台湾2.6%・フランス2.2%・スイス2.1%・ドイツ2.0%・韓国1.8%・その他16.4%(2026年3月31日時点)

※2026年3月31日時点のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポートをもとに作成。ケイマン諸島(1.6%)はその他に含む。

米国が61.7%を占めるため「実態は米国株ファンドに近い」とも言われます。ただしS&P500との違いは残り38%が日本・欧州・新興国に分散されている点です。台湾(半導体・TSMC)・韓国(サムスン等)など新興国・アジアの成長も取り込めます。

オルカンの上位構成銘柄

2026年3月31日時点の月次レポートによると、上位10銘柄(組入銘柄数2,480銘柄中)は以下の通りです。米国のテック大手が上位を占め、台湾のTSMCとブロードコムが7・8位に入っています。

順位銘柄名業種組入比率
1位NVIDIA CORP(エヌビディア)米国情報技術4.5%
2位APPLE INC(アップル)米国情報技術4.0%
3位MICROSOFT CORP(マイクロソフト)米国情報技術2.8%
4位AMAZON.COM INC(アマゾン)米国一般消費財・サービス2.2%
5位ALPHABET INC-CL A(グーグル)米国コミュニケーション・サービス1.7%
6位ALPHABET INC-CL C(グーグル)米国コミュニケーション・サービス1.6%
7位TAIWAN SEMICONDUCTOR(TSMC)台湾情報技術1.5%
8位BROADCOM INC(ブロードコム)米国情報技術1.5%
9位META PLATFORMS INC(メタ)米国コミュニケーション・サービス1.3%
10位TESLA INC(テスラ)米国一般消費財・サービス1.1%

※2026年3月31日時点のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポートより。比率は変動します。

上位10銘柄の合計比率は約22.2%です。残り約2,470銘柄が77.8%を占めており、特定銘柄への集中リスクは抑えられています。またAlphabetがCL AとCL Cの2クラスで5位・6位に入っていることも特徴的です。

時価総額加重型のすごい仕組み

オルカンが連動するMSCI ACWIは時価総額加重型のインデックスです。これは「世界で価値が高まった企業の比率が自動的に上がり、価値が下がった企業の比率が自動的に下がる」仕組みです。

投資家が何もしなくても、以下のことが自動的に起きています。

  • 成長した企業(エヌビディアなど)の比率が上昇
  • 衰退した企業の比率が低下・除外
  • 新興国の経済成長に伴い新興国比率が上昇
  • 年4回の定期的な構成銘柄の見直し(リバランス不要)

かつてGMやコダックのような企業が世界トップだった時代もありましたが、オルカンはそれらが衰退するにつれ自動的に比率を下げ、代わりにGAFAMやエヌビディアを組み入れてきました。「勝者を自動的に取り込み続ける」のがオルカンの本質的な強さです。

オルカンの業種別構成

オルカンはどの業種に投資しているのでしょうか。2026年3月31日時点の上位10業種は以下の通りです。

情報技術25.7%・金融16.6%・資本財11.1%・一般消費財9.2%・ヘルスケア8.8%・コミュニケーション8.2%・生活必需品5.4%・エネルギー4.7%・素材4.0%・公益事業2.8%

※2026年3月31日時点のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)月次レポートより。

情報技術が全体の25.7%と最大で、AIブームを背景にエヌビディア・アップル・マイクロソフト・TSMCなどが牽引しています。金融(16.6%)・資本財(11.1%)が続き、ヘルスケア(8.8%)など景気に左右されにくいディフェンシブ業種もバランスよく含まれています。

信託報酬0.05775%の意味

オルカンの信託報酬は年0.05775%です。100万円投資していても年間577円しかかかりません。これがいかに安いかを比較してみましょう。

ファンドタイプ信託報酬(目安)100万円保有時の年間コスト
オルカン年0.05775%約578円
一般的なインデックスファンド年0.1〜0.3%約1,000〜3,000円
アクティブファンド年1.0〜2.0%約1万〜2万円
銀行窓口販売の投資信託年1.5〜3.0%約1.5万〜3万円

信託報酬の差は30年間の複利で大きな差になります。詳しくはNISAで買ってはいけない投資信託の特徴をご覧ください。また純資産総額が約10.7兆円と圧倒的に大きいため、規模の経済により今後もコストが下がり続ける可能性があります。

過去の主要な暴落とオルカンの動き

オルカンが連動するMSCI ACWIは過去に何度も大きな暴落を経験しています。しかしそのたびに最高値を更新し続けてきました。

MSCI ACWI(円換算・概算) 主要な暴落局面
MSCI ACWIは過去の暴落(ITバブル崩壊・リーマンショック・コロナショック・2022年下落)を全て乗り越えて長期的に右肩上がりで推移してきた。

※MSCI ACWIの過去データをもとに概算(年末値ベースのため、2020年3月のコロナショック時の急落(一時約34%下落・5ヶ月で回復)はグラフ上では見えにくくなっています)。過去の実績は将来を保証するものではありません。

特筆すべきはコロナショックです。2020年3月に約34%急落しましたが、わずか5ヶ月で最高値を更新しました。パニックで売却した投資家は回復の恩恵を受けられませんでした。「暴落しても保有し続けた人だけが報われる」という長期投資の本質がここにあります。

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オルカンの仕組みを理解してると、暴落が来ても「また買い増しのチャンスが来た」って思えるようになるよ。知識が握力になるんだ

オルカンの弱点・リスクも正直に知っておく

① 米国依存リスク

約62%が米国株のため、米国経済が長期低迷すると大きなダメージを受けます。ただし米国が衰退すれば時価総額加重により自動的に他国の比率が上がる仕組みになっています。

② 為替リスク

オルカンは為替ヘッジなしのため、円高局面では円換算のリターンが目減りします。長期では円安・円高を繰り返すため、10〜20年単位では平準化される傾向がありますが、短期的な影響は避けられません。

③ 新興国リスク

約11%が新興国株式で構成されています。新興国は先進国に比べて政治的・経済的リスクが高く、価格変動が大きい傾向があります。ただしオルカン全体への影響は限定的です。

まとめ

  • オルカンは世界47か国・2,480銘柄(2026年3月末時点)に1本で投資できる究極の分散投資ファンド
  • 時価総額加重型により、世界の成長企業を自動的に取り込み続ける仕組みがある
  • 信託報酬は年0.05775%と業界最低水準。純資産総額は約10.7兆円と安定感が高い
  • 過去の全ての暴落を乗り越えて最高値を更新し続けてきた実績がある
  • オルカンを深く知ることが、暴落時に売らずに保有し続ける握力になる
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mochiが旧NISAから10年以上オルカンを持ち続けられているのは、構造を理解しているから。知識は最大の握力だよ。一緒にコツコツ続けていこう

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✍️ この記事を書いた人

mochi|大学時代にお金・投資に興味を持ち、ポイ活やFXで挫折。結婚を機に「本気で将来のお金と向き合おう」と一念発起し、変額保険を通じて投資信託と出会う。その後ネット証券で低コストのインデックスファンドと出会い、旧NISAを活用した本格的な長期投資をスタート。現在は新NISAも活用しながら、コツコツ資産形成中。「若い頃の自分に教えてあげたかった」という思いから、初心者にもわかりやすいお金・投資の情報を発信中。

※本記事は情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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